マルチモーダルAIのアイメソフトが『Roblox』向けチャット機能をリリース ゲーム中のさまざまな種類の対話をサポート

 アイメソフト・ジャパンは4月19日、ゲームプラットフォーム『Roblox』(ロブロックス)向けにチャット機能をリリースしたことを発表した。

 ベトナム・ハノイに本拠を置くアイメソフトは、マルチモーダルAIの研究・開発およびサービスを提供する企業。マルチモーダルAIとは、人間が視覚、音声、言語などのデータを組み合わせて物事の判断をするように、さまざまな情報やデータを融合・結合して物事の判断する新しいAIパラダイムを指す。

 実世界でのさまざまな課題に対して、マルチモーダルAIはシングルのAI手法に比べてより高いパフォーマンス・精度を実現するという。

 そして今回アイメソフトは、ゲームのキャラクターの対話プログラミングをサポートするために、『Roblox』向けAimeFluent(アイメフルーエント)「AimeFluent for Roblox」をリリース。

 まずAimeFluentとは、同社が提供するマルチモーダルAIエコシステム「アイメニコーン」に含まれる自然言語理解およびチャットボットプラットフォームのこと。AimeFluentは、ルールベース、シナリオベース、情報検索ベースなどの手法を組み合わせてユーザからの質問に回答する。また、GPT-2をはじめとする最新の自然言語生成技術を使うことで、雑談対応など任意のテキストへの回答も可能。

 これまでにAimeFluentは金融業、保険、旅行業、教育などさまざまな業界で利用されており、今回新たにゲーム業界に適用される。

 リリースされた「AimeFluent for Roblox」は、ユーザからのテキスト入力に対して、「AimeFluent」を利用して自動的に回答を生成するノンプレーヤーキャラクター(NPC)。これによりゲーム開発者は、アドベンチャーゲームやロールプレイングゲームで使われる「会話するNPC」を容易に実装することができるようになる。

 「AimeFluent for Roblox」では固定選択肢や固定シナリオベースの回答から、文脈を理解した自由なテキスト回答まで、ゲーム中のさまざまな種類の対話をサポートし、会話の掛け合いに柔軟に対応可能。

 同サービスは現在、日本語、英語、ベトナム語に対応している。詳細は以下のリンクからも確認可能。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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