ソニー・インタラクティブ・エンターテインメントは4月26日、全世界向けにPlayStation5のVRR(可変リフレッシュレート)対応を順次開始することを発表した。今後数日をかけてアップデートが配信される予定。

　VRRは、同機能に対応しているHDMI 2.1規格のテレビやPCモニターにおいて、ディスプレイのリフレッシュレートをPS5本体のグラフィック出力に合わせてリアルタイムで同期する機能。

　リフレッシュレートとはディスプレイに表示される映像が単位時間（一般的にはHzを単位とする）あたりに書き換わる回数を指す。多くの場合ディスプレイによって固定値となり、処理するフレーム（コマ）の数との食い違いにより画面にコマ落ち(スタッタリング)やちらつき(ティアリング)が発生してしまうことがある。

　前述のVRR機能では、このスタッタリングやティアリングを最小化または排除し、PS5タイトルのビジュアルパフォーマンスを向上させることが可能になる。これによりグラフィックはより鮮明になり、入力遅延の減少にも期待できる。

　今後リリースされるタイトルは発売当初からVRRに対応することが可能となり、既存のPS5タイトルについてもパッチで対応可能。現時点でVRRに対応することが決定しているタイトルは以下の通り。

• 『ASTRO’s PLAYROOM』
• 『コール オブ デューティ ヴァンガード』
• 『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』
• 『DEATHLOOP』
• 『Destiny 2』
• 『デビル メイ クライ 5　スペシャルエディション』
• 『DIRT 5』
• 『Godfall』
• 『Marvel’s Spider-Man Remastered』
• 『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』
• 『ラチェット＆クランク パラレル・トラブル』
• 『バイオハザード　ヴィレッジ』
• 『ワンダーランズ ～タイニー・ティナと魔法の世界』
• 『レインボーシックス シージ』
• 『Tribes of Midgard』

　なお追加オプションとして、VRRに対応していないPS5タイトルにもVRR機能をオンにでき、一部のタイトルでは映像品質が向上する場合がある。VRRの設定の詳細については公式サポートページ（外部リンク）から確認可能。