YouTubeは9月21日、同サービスで提供する収益化プログラム「YouTube パートナー プログラム」(YPP)について、ショート動画の収益化を開始することを明らかにした。2023年の初頭より適用される予定。
ショート動画とは、最大60秒の短いビデオクリップが投稿できる機能。今回の変更により、チャンネル登録者1,000人以上、直近90日間のショート動画視聴回数1,000万回以上などの条件を満たせば、YPPに申請できるようになる。
あわせて、同タイミングで新たな利用資格を設け、Super Thanks、Super Chat、Super Sticker、チャンネルメンバーシップを含む視聴者ファンディング機能を早い段階から利用できるようにするとのこと。
新しい収益化方法を用意する背景には、YouTubeでのショート動画の人気が高まっていることが挙げられる。発表によると、ショート動画における1日の視聴回数は300億回以上、月間ログインユーザー数は15億人に達しており、あらゆるトピック、カテゴリ、国や地域でYouTubeショートの作成数が大幅に増加しているという。
YouTubeショートでは、広告はショート動画のフィードに流れる動画の間に表示される仕組み。2023年初頭からはこうした広告からの収益がまとめられ、クリエイターへの報酬と音楽ライセンス費用に使用される。また、クリエイターに割り当てられる全体の広告収益の45%をクリエイターが受け取り、ショート動画の合計視聴回数の割合に応じて分配される。なお音楽を使用しているかどうかは、収益分配の割合に影響しない。