
カプコンは、同社が展開する「ストリートファイター」シリーズを活用し世界各国で開催するeスポーツ大会群「CAPCOM Pro Tour 2023」を、賞金総額200万ドル以上(約2.6億円以上※)に拡大して開催することを発表した。
※1ドル=130円として算出
同社は2014年から、オフライン形式では世界40ヵ国以上、オンライン形式では129ヵ国を対象に大会を開催し、世界決勝大会「CAPCOM CUP」で優勝者を決める「CAPCOM Pro Tour」を毎年実施してきたほか、チーム制で競うリーグ戦「ストリートファイターリーグ」を日米欧で開催してきた。
今回の「CAPCOM Pro Tour 2023」は、シリーズ最新タイトルである『ストリートファイター6』の発売記念特別施策として「CAPCOM CUP X」の優勝賞金100万ドル(約1.3億円)、ツアー年間総額200万ドル(約2.6億円)以上となる同社史上最高額を設定して開催するという。
また、6シーズン目を迎える「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023」でも『ストリートファイター6』を採用し、グローバル規模でのユーザー層の裾野拡大に向けた活動に取り組む。
なおカプコンは2023年3月期、eスポーツ事業において12億円の赤字を見込んでいる。同社は「eスポーツは年齢や性別、体格差などを問わず、多くの方がオンラインでどこからでも競い合える新時代のスポーツとしての可能性を秘めている」として、同分野を振興すべく先行投資を行う。
『ストリートファイター6』は6月2日に発売予定の対戦格闘ゲーム。これまでのシリーズで採用されているコマンド入力型の「クラシック」操作に加え、コマンド入力を簡易化し、対戦格闘ゲームの駆け引きを直感的に体験できる「モダン」操作が実装されている。この「モダン」操作は「CAPCOM Pro Tour 2023」においても使用可能で、より多くのプレイヤーに門戸が開かれる大会となるようだ。