セガ エックスディー、電通と共に『Roblox』上での公式ゲーム開発サービスを提供開始

 

 セガ エックスディー(SEGA XD)は2月21日、電通と共に『Roblox』上で企業のブランドコミュニケーションを実現する公式ゲーム開発サービスの提供を開始したことを発表した。

 『Roblox』はゲームを作成し、共有できるプラットフォームで、世界最大級のメタバースプラットフォームとしても注目を集める。デイリーアクティブユーザー数は5,880万人を超え、アバターを通じて没入型のデジタル体験が可能。

 そして、『Roblox』は2023年、開発者および企業やブランド向けに、仮想空間で集客が可能なゲーム内広告の事業を展開する方針を明らかにしている。

 

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 また、プラットフォーム内ではファッション、スポーツ、音楽などさまざまな分野で、世界的に有名なブランドをはじめとした企業が自社ブランドを表現した没入型の公式バーチャル体験を実現していることを受け、セガ エックスディーは「今後、日本においても『Roblox』内で企業と生活者のコミュニケーションの場として、活用シーンが増えると予想しています」と分析。

 そこで、企業向け公式ブランドゲーム開発を支援するサービスを提供開始する。同社は自社の公式バーチャル体験を作ることで、以下4点のアプローチが可能だとしている。

  1. ブランドの世界観としてのゲーム開発
  2. 自社新規事業
  3. ゲーム内のキャラクターやアイテムとしての商品登場
  4. ゲーム内広告出稿

 また、『Roblox』での公式開発はフルスクラッチ開発に比べて初期開発・運用共に低コストであることに加え、利用者の大半が10代~20代前半であることから、若い世代を含む数百万人のユーザーにアプローチできることが強みと説明。

 実際に、セガが2022年4月にGamefamと提携してリリースした『Roblox』内の「ソニック」公式ゲームは、公開から約4ヶ月で累計プレイ回数が全世界5億回を突破。ソニックシリーズのプロデューサーを務めるセガの飯塚隆氏は、メタバース上での新たなファン層の広がりを報告していた。

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 なお、セガ エックスディーはDXソリューション事業、マーケティング支援事業、SaaS事業、教育事業によって、企業や社会の課題解決を目指す企業。

 今後、『Roblox』での公式ブランド体験の展開を支援するとともに、メタバース領域に関する事業開発も平行して各種実証、推進する方針。さらに、近年注目されているエデュテインメント( Edutainment )= Education(教育)+ Entertainment(娯楽)分野でのサービス開発や支援を行っていく予定としている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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