家電量販店を展開するノジマは、CEROレーティング制度「Z」指定ゲームソフトについて、2023年4月1日よりノジマ店舗での販売を中止すると発表した。なお、ノジマオンラインは準備ができ次第、順次中止となる。
CEROレーティング制度とは、特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構による、ゲームソフトの表現内容にもとづき、対象年齢等を表示する制度だ。国内で販売される業務用ゲームソフトを除く家庭用ゲームソフト等が年齢区分マークの表示対象となる。
なかでも「Z」指定は、CEROレーティング制度にて、18才以上のみを対象とする表現内容が含まれていることを表示したゲームソフト。
ノジマでは、これまで「Z」指定ゲームソフトの販売においては、18才以上を販売対象とすることの表示や購入時の確認などの販売ルールに沿って対応をしていた。販売中止の経緯に「来店されるすべてのお客様に、より安心・安全にお買い物をしていただく環境を提供するため、販売自体を中止することを決定した」という。
■ 概要
開始日:2023 年 4 月 1 日(土)からは購入、予約が出来なくなる。
対象店舗:ノジマ店舗で、ゲームを取り扱う210店舗。
※ノジマオンラインは準備ができ次第、順次中止。
これまで「Z」指定のゲームソフトは、家電量販店を含む小売店で身分証の提示など各店のルールに基づいて販売が行われていた。今回のノジマによる「販売自体の中止」は業界内でも異例の取り組みとなる。売上にも大きく影響する判断であった一方、企業としては安全対策につながった。
ちなみにノジマは、これまでも家電量販店としての安心・安全への取り組みを強化してきた。業界内でも頭を悩ませる転売問題では、営利目的での転売を前提とした購入に対して、抽選販売や購入履歴の確認などのさまざまな対策を行っている。
【関連サイト】
① 『転売撲滅宣言!「ノジマは転売目的のご購入をお断りしていますので、安心してお買い求めいただけます!」』
➁ 『ノジマはスマホも転売反対!安心してお買い求めいただけます!』