マップボックス・ジャパンが提供する地図開発プラットフォーム「Mapbox」は、コーエーテクモゲームスから3月30日に発表され、CBT(Closed Beta Test)が開始したスマートフォン向け位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』のベースマップとして採用されたと発表した。
Mapboxは、地図のカラーリングやフォントの種類、レイヤー数が多いことを特長としている地図開発プラットフォーム。自由自在にデザインでき、細やかなフィルタリングでゲームを作り込むことが可能なため、ゲームの世界観に適した地図描画を実現できる。
また、情報の処理スピードが速く、歩行や移動に合わせ滑らかに表示されることからプレイヤーのストレスを緩和させることが可能。さらに、アイテム獲得スポットやチェックポイントの配置を、立ち入り禁止区域や歩行不能な道路などを判断し、適切な場所のみに設置できる「Playable Location」データも提供している。

『信長の野望 出陣』では、Mapboxの多彩な地理データ(Mapboxベクトルタイル情報)で、“戦国時代”を イメージした地図デザインの実現に貢献。また、豊富な地図レイヤーをもとに、道や線路に焦点を当てた、位置情報ゲームに適したタイルセット(Mapbox Streets v8)も提供し、遊び易さの向上にも貢献しているという。
さらに、Playable Locationの活用にあたり、禁止エリアだけでなく一般に開放していないエリアやゲームプレイに相応しくない場所(学校の校庭や競技場、スタジアムなど)をマップボックス社で提供した上で、さらに細かく調整する支援を行った。これにより、安全なゲーム環境への提供にも貢献。
■コーエーテクモゲームス コメント(「信長の野望 出陣」 開発プロデューサー 菊地啓介)
Mapboxの特徴である機能のカスタマイズ性やサービスの柔軟性は、クオリティ向上のため常に仕様の変更や調整が 発生するゲーム開発にマッチしていると感じています。当社初の位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』が多くのお客様に楽しんでいただけるように、サービスインに向けて協力して開発を進められればと思います。