カプコンは「ストリートファイター」の新作実写映画を米Legendary社と共同制作することを決定した。
「ストリートファイター」シリーズは、言わずとしれたカプコンを代表する格闘ゲームの金字塔。1992年に発売されたスーパーファミコン版『ストリートファイターII』は全世界で630万本を販売するメガヒットとなった。2023年6月には新作『ストリートファイター6』の発売を控え、国内のみならず海外でも圧倒的な知名度を誇る格闘ゲームだ。
今回、映像化を担当するLegendaryは、オリジナルIP原作の映画に加え、主要ビデオゲーム原作の映画化においても成功の実績をもつ。
最近の作品には、フランク・ハーバートの大河小説を原作としたアカデミー賞6部門受賞の『DUNE/デューン 砂の惑星』と近日公開予定の『DUNE: PART TWO』、映画版モンスターバースの複数作品『ゴジラvsコング』、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、『キングコング:髑髏島の巨神』、『GODZILLA ゴジラ』、『名探偵ピカチュウ』、『エノーラ・ホームズの事件簿』などが挙げられる。
なお、プレスリリースでは「実写映画とTVシリーズ」という文言があり、TVシリーズの映像化も担当するようだ。
「ストリートファイター」の実写映画といえば、ジャン=クロード・ヴァン・ダムがガイル役で主演を務めた映画「ストリートファイター」(1994年公開)がファンの中では印象深いだろう。また、2009年には春麗を主人公にした映画「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」も話題を呼んだ。
ここ数年は「名探偵ピカチュウ」や「アンチャーテッド」、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」など、ゲームを原作とした映画化が大ヒットを記録している。「ストリートファイター」は世界中で遊ばれ続けているカプコンを代表するIPだ。十数年の時を経て、最新技術で表現される同シリーズの実写映画は、全世界で話題になることが予想される。