※本記事には性的暴行に関する記述を含みます
先月3月21日~25日にかけて米・サンフランシスコで開催されたゲーム開発者カンファレンス「Game Developers Conference 2023」(GDC 2023)に関連して、開催後に複数の人がハラスメントや暴行、ドリンクスパイク(薬物を混入させたドリンクによる犯罪)を受けたと報告しているという。海外メディアが報じた。
報道によると、サンフランシスコにおいて「GDC 2023」の会期中に行われたパーティーなど非公式なオフラインイベントで、複数の被害が報告されている。
GDCは声明で、「GDC開催中のオフサイトで行われたイベントで、一部の人々(特に女性)から、暴行やドリンクスパイクなどが報告されたと聞いて、非常に動揺しています。これは言語道断であり、容認できないことです。」と厳しい非難を表した。同時に被害者を支援する姿勢を示し、警察への通報を奨励した。
また、米国のゲームコミュニティ向けのホットラインであるGames and Online Harassment Hotlineは、ゲーム業界のイベントでのハラスメント事案に対して「このようなことが常態化していると感じられるのは、心が痛み、腹立たしいことです…。」とコメント。併せて、ホットラインへの連絡方法を案内している。
会期中、非公式イベントを主催していたGames Industry GatheringのGuy Blomberg氏も、自身のイベントにおいても被害にあった人物がいたことを確認し、Twitter上で「これが頻繁に起こり、ほとんど当たり前のことになってしまっていることに、私は怒りを感じています。」とコメント。加害者の特定に動いていることを報告した。