サイバーコネクトツーが2023年7月をもってモントリオールスタジオを閉鎖 海外開発拠点として6年間稼動

 サイバーコネクトツーは4月18日、カナダ・ケベック州モントリオールのスタジオであるCyberConnect2 Montreal Studioについて、2023年7月をもって閉鎖することを発表した。

 同スタジオは2016年に設立され、2017年に事業を開始。サイバーコネクトツーの初となる海外開発拠点として、本拠を置く福岡および東京支社と共に『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』『戦場のフーガ』などさまざまなタイトルの開発に携わってきた。現地においては、教育機関や行政と連携し、同社代表取締役社長である松山洋氏によるセミナーなども精力的に行われた。

 なお、モントリオールはゲーム産業が盛んで、州政府の補助が手厚いことが特徴のひとつ。呼び水となったユービーアイソフトを筆頭に、エレクトロニック・アーツ、ワーナー・ブラザースといった企業の大規模なゲーム開発スタジオがあることで知られる。

 詳しい閉鎖の理由は明かされていないが、松山氏は発表の中で「”技術のモントリオール”とコンセプトを掲げて立ち上げ、様々なことを学んできました。今回、モントリオールスタジオの役割を終えますが、サイバーコネクトツーが更に成長できるように学ばせていただいたことを最大限生かし精進を続けてまいります。」とコメントしている。

 また、公式サイトによると2023年4月時点でサイバーコネクトツーには263名の従業員が在籍しているが、スタジオ閉鎖によって受ける影響については不明。

 同社は5月11日にマルチプラットフォーム※でシミュレーションRPG『戦場のフーガ2』を発売予定。

※PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam、Epic Games、Microsoft)

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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