バンダイナムコエンターテインメントは6月1日、同社のPS4/Xbox One/PC(Steam)向け3D対戦格闘ゲーム『鉄拳7』について、世界累計販売本数が900万本を突破したことを明らかにした。2022年6月1日は家庭用版が発売5周年を迎えたタイミングとなる。
なお、2021年11月末に800万本突破をアナウンス(関連記事)していたことから、約半年で100万本を追加で売り上げた形。この間、ゲーム内でのアップデートは行われておらず、定期的なセールキャンペーンなどで積み上げていったものと見られる。
また、バンダイナムコエンターテインメントが主催するeスポーツ大会「TEKKEN World Tour 2022」が3年ぶりに開催決定。6月24日(金)より米・フロリダで開催される大規模格闘ゲーム大会「CEO2022」を皮切りに開幕する。
「TEKKEN World Tour」(TWT)は、世界各地の格闘ゲームコミュニティが開催するトーナメント大会を通じて、全世界のプレイヤーがランキングポイントを競い合い年間の優勝者を決定する、『鉄拳7』eスポーツシーンにおいて最も権威のあるトーナメントサーキット。2020年、2021年は新型コロナウイルスの感染拡大による影響に伴って開催されず、代わりにオンラインに特化したトーナメントサーキット「TEKKEN Online Challenge」が世界14地域で開催されていた。
「TWT」の対象は世界16地域に増加し、オフライン/オンラインのそれぞれの大会でランキングポイントの取得が可能。各地域のリーダーボード上位者はリージョナルファイナル(一部地域を除く)に進出し、2023年初頭に開催予定のグローバルファイナルの出場権を争う流れとなる。グローバルファイナルの詳細については後日公開される予定。
『鉄拳7』は現在、セガの3D対戦格闘ゲーム『バーチャファイター eスポーツ』とのコラボイベントなどを実施中。『鉄拳7』のキャラクターコスチュームやBGMが『バーチャファイター eスポーツ』のゲーム内に追加されるほか、『鉄拳7』仕様のバトルUIデザイン、コラボレーション称号なども含まれている。
ただ、eスポーツシーンやコラボレーションでは動きが見られた『鉄拳7』だが、一方でゲーム内におけるキャラクター調整などのアップデートは2021年5月27日以降、1年以上行われていない。同作はアーケード版稼動開始(2015年2月18日)を含めると7年以上サービスされている長期運用タイトルのため、次回作を求める声も多く挙がっている状況だ。