米国の市場調査会社Sensor Towerは、デヴシスターズのRPG『クッキーラン:キングダム』の生涯収益が4億ドル(約530億円)に達したとの推計を明らかにした。
韓国のゲーム開発会社であるデヴシスターズが手掛ける『クッキーラン:キングダム』は、ラン系アクション「クッキーラン」シリーズのスピンオフ作品としてリリースされたRPG。直近では中国本土における版号(パブリッシングライセンス)を取得しており、巨大な中国市場への参入も目前となっている(関連記事)。
Sensor Towerのデータによると、2023年2月時点で『クッキーラン:キングダム』のアプリ内課金(IAP)総額は4億ドルを突破し、世界中で2700万回以上ダウンロードされているという(公式発表では合計3000万人がプレイしているとのこと)。マネタイズとしてはガチャ、シーズンパス、お得なパック販売とオーソドックスで、そのほかにアプリ内広告(IAA)も組み込んでいる。
地域別で見ると、韓国が売上高の50%を占め、最大の市場となった。 次いで米国が27.4%、台湾が4.8%となっている。また、ユーザー層は女性プレイヤーが55%以上となり、特にiOSでは59%に達している。
『クッキーラン:キングダム』はリリース直後、ピーク時は700万人を超える月間アクティブユーザー(MAU)を獲得。 現在も400万人前後で推移しており、コアなプレイヤーに支持されているゲームであることがうかがえる状況となっている。今後、中国市場に参入した際の更なる盛り上がりに期待がかかる。