「20代の金銭感覚についての意識調査2023」レポートが公開 ゲームの課金ユーザーは減るも一人当たりの課金額は上昇

 SMBCコンシューマーファイナンスは1月19日、「20代の金銭感覚についての意識調査2023」のレポートを公開した。モバイルリサーチを行うネットエイジアによる協力のもと、2022年11月25日~28日の4日間、20歳~29歳の男女を対象に、1,000名の有効サンプルを集計したデータとなる。同様のレポートは前年にも実施されている。

 調査では20 代の金銭感覚について、「お小遣い・貯蓄事情」から「消費意識と消費実態」、「マネー意識」「ライフイベントと収入事情」「マネートラブル経験と金融リテラシー」などのトピックスでまとめられている。

 消費意識と消費実態についてはゲームへの課金に対する意識も問われ、「お金を使ってでもゲームを有利に進めたい」に「そう思う」と回答した人が13.6%(前回14.4%)、「お金を使わないと楽しく遊べない」が20.3%(前回19.3%)となった。

 また、「アイテム・キャラ入手のためのお金は惜しみたくない」が16.1%(前回17.9%)、「ゲームでレアアイテム・キャラを入手すると誇らしい気持ちになる」39.6%(前回44.5%)となった。

 「レアアイテムやレアキャラを手に入れたときは誇らしい気持ちになる」については、「そう思う」と答えた女性の割合が7.4 ポイントと、より顕著に下降している(前回調査 42.0%→今回調査 34.6%)。

 

 消費実態としては、「ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用(ゲーム課金)」にお金をかけている人の割合は15.5%(前回18.4%)となり前年より減少。しかし、課金をしている人のひと月あたりにかけている金額の平均は5,638円(前回4,804円)と増加している。課金ユーザーが減っているのに対し、客単価はむしろ上がっているようだ。

 

 また、「ゲームでお金を使いすぎて(ゲーム課金しすぎて)生活に困ったことがある」の問には「ある」と回答した人が9.2%、「ゲームでお金を使ったこと(ゲーム課金したこと)に後悔したことがある」は23.6%となった。

 男女で比較すると、「ゲームでお金を使ったこと(ゲーム課金したこと)に後悔したことがある」で「ある」と回答した人の割合は、男性は29.2%、女性は18.0%となり、10ポイント以上の開きが見られた。

 そのほか、ゲーム課金以外も含む「お小遣いを使いすぎたと感じる金額」は平均43,257円/月で、前回調査から 3,349円の増加。「趣味や遊びなど生活費以外に使っている金額」は平均20,564円/月となり、「今年、お金を使ったもの・ことの中から、一度の支払い額が最も高額だったものは?」という自由回答の問いには、「ゲーム」が6位にランクインした(1位は「旅行・レジャー」)。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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