ネットマーブルジャパンは、本社にあたる韓国のNetmarbleの2020年第4四半期の決算を発表した。業績は下記の通りだ。
【2020年第4四半期】
・売上高 565億円(YoY 12.4%増 / QoQ 2.9%減)
・営業利益 75億円(YoY 61.4%増 / QoQ 5.6%減)
・当期純利益 94億円(YoY 2097.9%増 / QoQ 11.7%増)
【2020年通期】
・売上高 2,249億円(YoY 14.0%増)
・営業利益 246億円(YoY 34.2%増)
・当期純利益 306億円(YoY 99.4%増)
※累積平均為替レート 1円=0.0905ウォン をもとに換算し記載
※YoY=前年同期比、QoQ=前四半期比
韓国以外での売上高は、2020年は年間1,621億円と、全体売上比で72%を占めており、前年比でも23.3%上昇するなど、グローバル市場の比重が徐々に拡大している。
昨年3月に北米などの主要なグローバル市場でリリースした『七つの大罪: GRAND CROSS』(邦題:『七つの大罪 ~光と闇の交戦~』)を筆頭に、『Marvel Contest of Champions(Kabam)』(邦題:『Marvel オールスターバトル』)や、『リネージュ2 レボリューション』、『ブレイドアンドソウル レボリューション』などの人気ゲームが好調を維持したという。
Netmarbleが2020年11月にリリースした収集型MMORPG『セブンナイツ2』も、Google PlayストアとApp Storeで売上TOP3に入るなどヒットを記録している。
決算資料によると、ジャンル別ポートフォリオでは、RPG(33%)、MMORPG(31%)、カジュアル(24%)、その他(12%)に分散しているのが分かった。MMORPGの割合がQoQで8%増加しており、これは『セブンナイツ2』をはじめとする新規タイトルの投入が影響している。
各タイトルの収益も均等に分布しており、『Marvel オールスターバトル』の15%を筆頭に、『七つの大罪 ~光と闇の交戦~』が12%、『セブンナイツ2』が12%、『リネージュ2 レボリューション』が8%、『ブレイド&ソウル レボリューション』が5%と続いており、ひとつのタイトルに傾倒しているのではなく、収益性のバランスを実現している。
Netmarbleの代表であるクォン·ヨンシク氏は、「2021年は新社屋となるGタワーから新たに出発する意味深い年であり、特に『二ノ国:Cross Worlds』、『Marvel Future Revolution』、『セブンナイツ レボリューション』などの大型の期待作を披露する年となるため、グローバルゲームの競争力を強化する良い契機になるだろう」と述べている。
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