中国Lilith Gamesはシンガポールを拠点とするグローバルなゲームパブリッシングブランド「Farlight Games」を設立

 Lilith Gamesは4月25日、シンガポールを拠点とする新たなパブリッシングブランド「Farlight Games」を設立したことを発表した。中国のゲームをローカライズしグローバルに展開することを目的としている。

 Lilith Gamesは中国・上海に本拠を置くゲームデベロッパー。『Rise of Kingdoms ―万国覚醒―』や『AFKアリーナ』といったヒットタイトルで知られる。

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 新設されたFarlight Gamesでは、同社タイトルのグローバル展開を担い、世界中から優秀な人材を採用する方針。発表によると、今後リリースされる予定の『Dislyte』、『Farlight 84』といったタイトルに加え、近々正式に発表される予定のコードネーム「SAMO」と呼ばれる未発表のゲームなどが含まれるという。

 中国の主要なゲーム企業は昨年から、新しいブランドイメージやグローバルな事業体制を整えていく傾向にある。

 例えば、テンセントは2021年12月、アムステルダムとシンガポールを拠点とするパブリッシングブランド「Level Infinite」を設立。

 また2022年2月には、『原神』を手掛けるmiHoYoの子会社COGNOSPHEREが新ブランド「HoYoverse」を立ち上げた。昨年スタジオが新設されたばかりのモントリオールに加え、ロサンゼルス、シンガポール、東京、ソウルの各事業所で事業を展開している。

 Lilith Gamesは今年4月、中国で約9ヶ月ぶりに新作の版号を取得(関連記事)したものの、国内ではゲーム規制が進んでいる状況。そのため、中国ゲーム企業のグローバル化を目的としたブランディングは今後もトレンドになっていくものと見られる。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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