マイクロソフト、クラウドゲーミングのBoosteroidと10年契約を締結 「Call of Duty」を含むタイトルを提供予定

 マイクロソフトは、クラウドゲーミングサービスを展開するBoosteroidとの10年契約を締結し、同社および買収計画が進行中であるActivision Blizzardのタイトルを提供することを発表した。

 

 ウクライナのクラウドゲーミングプロバイダーであるBoosteroidは2017年に設立され、現在は全世界で400万ユーザーを突破するプラットフォームを所有。ウクライナ国内に加え、米国、英国、欧州(EU)でサービスを展開しており、PC、スマートフォン、スマートテレビなどさまざまなデバイスからPCゲームにアクセス可能。

 マイクロソフトは2022年1月に発表したActivision Blizzardの買収計画に際して、ゲーム市場の競争に与える影響が米国・英国・欧州などで大きく懸念されている。そのため、市場に対する公平性を強調するように、任天堂やNVIDIAをはじめ多くのプラットフォーマーとパートナーシップを締結し、同社タイトルおよび「Call of Duty」などActivision Blizzardの人気IPを提供する意向を示している。

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 また今回のパートナーシップ締結には、ロシアの侵攻によって苦境に陥っているウクライナに対する支援の意味合いも含まれているという。そのほか、マイクロソフトは2023年春にウクライナでPC Game Passの提供を開始する予定としている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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