イザナギゲームズは9月9日、アメツチの株式を90%取得し、子会社化することを発表した。
アメツチは映像だけでなく様々なクリエーターや表現者達の旗印となるべく立ち上げた東京の製作会社。演劇・映像・アニメの企画・プロデュース・ディレクションと幅広く活動しており、過去には「テレ東音楽祭2021」や「ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ 新車発表イベント」などにも携わってきた。
現在は活動の中心を舞台製作に移し、2019年にプロデューサーの安藤匠郎氏と演出家の山田英真氏によって結成された演劇プロジェクトでは、プロジェクションマッピングやホログラム映像など技術を駆使した演出などを得意としている。
今回の子会社化については、アメツチがイザナギゲームズの『冤罪執行遊戯ユルキル』を原作とした舞台『冤罪執行遊戯ユルキルthe stage』を製作した際の、企画中に話が持ち上がったという。
子会社化に際し、イザナギゲームズは「グループ企業にプロジェクションマッピングによる舞台化等が得意なアメツチを持つことにより、新規IPコンテンツの展開と表現をより深く、幅広く行っていく」とコメント。
同社は2月にウェブトゥーンの制作スタジオ「ツクヨミ」を設立し、ウェブトゥーン事業に本格参入(関連記事)しているほか、中国のbilibiliグループ「HODE HK Limited」との業務提携を発表(関連記事)しており、さらなる事業拡大を目指すかたちとなる。