SupercellのIPを活用したSpace Ape Gamesの9vs9アクション『Boom Beach: Frontlines』サービス終了

 

 Space Ape Gamesは11月28日、同社が北米・欧州で展開する『Boom Beach: Frontlines』について、サービス終了を発表した。同日にアプリ内課金を終了し、2023年1月16日にサーバーを停止予定。サービス期間約1年間でのクローズとなる。

 

 『Boom Beach: Frontlines』は、Supercellの戦略バトルゲーム『ブーム・ビーチ (Boom Beach)』の世界観をベースにした9vs9のマルチプレイアクション。戦車やスナイパーなどのユニットを駆使する戦略的なチーム対戦が特徴。

 
 

 Space Ape Gamesは、2012年に設立された英国のモバイルゲーム開発会社。リズムゲーム『Beatstar』やシューティング『Fastlane: 復讐への道』、RTS『トランスフォーマー:アースウォーズ』など、さまざまなジャンルでオリジナルおよびIPタイトルを制作している。なおSupercellは今年7月、新たに3700万ドルを出資しSpace Apeへの出資比率を62%から75%に引き上げている。

 開発打ち切りの理由について、モバイルゲームのニュースを扱うメディア「mobilegamer.biz」が報道した内容によれば、同社CMOのSimon Hade氏が「グローバルローンチを正当化するような長期的なエンゲージメントを見いだせなかった」と語っている。

 北米・欧州におけるリリース当初は100万人以上の事前登録者を集め、Google Playのダウンロードチャートで首位を獲得するなど、好調なスタートを切った。しかし、長期的に勢いをキープすることができなかったようだ。

 またゲームデザインとしても、リアルタイムの9vs9ゲームであったことから、多くのプレイヤーを獲得する必要があるほか、ネットワーク遅延の影響を受けやすいことがネックに。テスト環境に関してもコストが膨らみ、新たな実装や維持が難しかったという。

 なおIPホルダーのSupercellは、リリースするタイトルのクオリティについて厳しい基準を設けていることでも知られる。しかし、Space ApeはSupercell側が課すよりも厳しい基準を自らに設けているとし、自律的に『Boom Beach: Frontlines』のサービス終了を選んだと説明している。

 同作とは別に、Supercellは今年、マッチパズルの要素を取り入れたストラテジー『クラッシュ・クエスト』と村づくりシム『Everdale』を開発打ち切りにしており、同社関連のタイトルが立て続けに市場から姿を消している。

【関連記事】
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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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