『ELDEN RING』がGOTYを受賞 2022年の最も優れたゲームに輝く

 2022年12月8日(現地時間 – 日本では12月9日)、優れたゲームを表彰する権威あるアワード「The Game Awards 2022」の授賞式が開催された。

 「The Game Awards」は、カナダのゲームジャーナリスト・Geoff Keighley氏が主催するゲームイベント。2014年以来、毎年末に実施される恒例イベントとなり、昨年の最優秀賞である「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」(GOTY)には『It Takes Two』が輝いた。

 そして今年のGOTYは、『ELDEN RING』が受賞した。

【GOTYノミネート作品】
・ A Plague Tale: Requiem
★ ELDEN RING
・ ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク
・ Horizon Forbidden West
・ Stray
・ ゼノブレイド3

▲開発会社のフロム・ソフトウェア 代表取締役社長 宮崎英高 氏(左)

 2022年2月25日に発売された『ELDEN RING』は、ダークファンタジーの世界を舞台としたオープンワールドアクションRPG。9月末までにワールドワイドで累計販売本数1750万本を記録している(関連記事)。

 ヒットの背景は、これまでに「DARK SOULS」シリーズなど高難度アクションゲームを手掛けてきたフロム・ソフトウェアの開発力もさることながら、バンダイナムコエンターテインメントの海外ネットワークを駆使したマーケティング力の影響も大きいだろう。

 本作の国内販売はフロム・ソフトウェアが、海外販売はバンダイナムコエンターテインメントが担当。販売エリアは北中南米、欧州、中東アフリカ、オセアニア、アジアと広く、Steam版は英語、フランス語、イタリア語など14言語に対応していた。直近(12月7日)では、PvPコンテンツ「闘技場」が実装された。

 なお、フロム・ソフトウェアのGOTY受賞は2019年の『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』に続き2度目。国内デベロッパーが世界的なゲーム賞を2度目も受賞するのは快挙といえる。

 

 「The Game Awards 2022」の各部門でノミネートされた作品は108にのぼり、パブリッシャー別ではSIEが最多の20タイトル、任天堂とアンナプルナ・インタラクティブ(インディーゲームのパブリッシングを手掛ける)が11タイトル、バンダイナムコエンターテインメントが8タイトルと複数ノミネートされていた。

 そのほかの注目点としては、今年新設された「ゲームのIPを他のエンターテインメントに応用した優れた作品」を表彰する「BEST ADAPTATION」部門が挙げられる。同部門では、ゲーム原作の映画、書籍、ポッドキャスト、コミックなどさまざまなゲーム原作エンタメ作品が対象となる。

 実際にノミネートされているのは、Netflixで好評を博したアニメシリーズの『Arcane: League of Legends』、『Cyberpunk: Edgerunners』や『The Cuphead Show!』、ハリウッドで実写映画化され大ヒットを記録した『Sonic the Hedgehog 2』(邦題『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』)と『アンチャーテッド』の5作品。なお、受賞したのは『Arcane: League of Legends』だった。

 そのほかの受賞作品は下記の公式サイトから確認できる。

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