Steamは2022年、新規購入者数が1日平均83,000人にのぼったと報告 新規参入スタジオも増加

 Valveは2月17日、同社が運営するPCゲームプラットフォーム「Steam」について、2022年を振り返るブログ記事を公開した。その中で、プラットフォームのユーザー基盤に関するデータを明らかにしている。

 2022年、Steamのユーザー数は劇的に成長。 2022年10月下旬、Steamにサインインしている同時接続ユーザー数が3,000万人を突破(関連記事)。これは初めて2,000万人を突破(2020年3月)してから約2年半後のこととなった。 

 その後もユーザーベースは順調に増加しており、ホリデーシーズンを経た2023年1月初旬には、同時接続ユーザー数が3,300万人を越えている(関連記事)。

 

 また、年間の新規購入者数(初めてSteamにお金を使う顧客)は1日平均83,000人に上ったという。ブログではこの成長について「2022年の原動力となったのは、既に定評のある業界大手と新規参入者の目覚ましい組み合わせ」であると分析。

 2022年のリリース時に最もプレイされた『Call of Duty: Modern Warfare II』『Lost Ark』『Elden Ring』などのタイトルに加え、新しいスタジオが制作したインディー作品がSteamで驚異的なヒットを飛ばしたことを強調した。

 というのも、各月の新作トップリリースのうち、85本のタイトルがSteamで初めてゲームをリリースするスタジオによるものだったという。これらの新規参入スタジオは、ラトビアやインドネシア、アルゼンチンに至るまで幅広く、28か国に渡っている。

 そして、新規ユーザー・新規スタジオの大幅な増加に伴い、Steamの総コンテンツ配信量は2021年と比較して36%増加し、年間で合計44.7エクサバイトがプレイヤーにダウンロードされた。

▲ Steamチーム曰く「44.7エクサバイトがどれくらいの量かと言うと、 地球上の80億人全員が5.5ギガバイトのゲームをダウンロードしたのと同じくらいのデータ量」とのこと。

 Steamは昨年、ポータブルゲーミングPC「Steam Deck」を世界で発売し、プラットフォーム内の機能に関しても、ストアのジャンル別ハブを一新・統計データのセクションをリニューアルするなど、複数の改善を実施。新たな試みとして、Steamで遊んだゲームを振り返る「Steamリプレイ」の公開も開始した。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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